体験的におすすめできるのは、最初から読み直し、文章の流れに乗っかるという方法です。早瀬のような文章の流れにうまく身を委ねられれば、また書き進めることができます。ー第3章 そもそも書く手順とは?ー 「書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)」
コラムニスト 近藤勝重さんの著書「書くことが思いつかない人のための文章教室」より、原稿に詰まったときのひとつの解決策。
がむしゃらに自分の力だけで進もうとするよりも、早瀬(川の流れの速いところ)に身をゆだねた方がスムーズに進む。文章も同様に、「流れに乗る」ことが大切なのだという。
これは日ごろ、自分も意識せずよくやっていた方法であった。続きの文がなかなか出てこないとき、最初の1行目から軽く声に出しながら読むと、そのまま流れで続く言葉が出てきたりするものだ。
その行為は単純に、「文章」を見直すというだけでなく、「思考の流れ」を見直すということでもあるのだろう。行き詰まっている部分を「点」で見るのではなく、全体の「流れ」の中でどうかと、頭から流してみるのである。
執筆の調子がいいサマを「筆が乗る」なんて言葉で言い表すことがあるが、今回の「流れに乗る」という方法は、意図的に自分を調子づかせる方法といえる。ようは、「ノリノリで調子に乗らせる」方法である。
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