暮らし方

【Kindleのおすすめ漫画】ゲーム(RPG)っぽい世界観に惹かれる本 5選+α

日常、生活している中で、何気ないことにゲーム(RPG)っぽさを感じて、なぜかテンションが上がってしまうことがある。

(とくに何もない行きどまりとか、無駄に頑丈そうな靴とか)

でも、そもそも「RPG」ってなんだろうと考えてみると、ドラゴン、ダンジョン、お宝、勇者、魔王、などといった言葉が次々と思い浮かぶのだけれど、

単純にファンタジーがイコール、RPGなのかというと、少し違うよなぁとも思う。

自分にとっては、道具を準備するワクワク感だとか、「防御力+30、耐寒性強」みたいなゲーム特有の表現、RPG独自の言い回しなど、そういったもの含めて、

過去に体験した名作たちを思い出すようなものを、総じて「RPGっぽい」と感じているようである。

今回はそんな「RPGっぽさ」が魅力的な漫画を5本、紹介したいと思う。

(執筆者の年齢の関係上、初期のRPGが元になっているため、最近のRPGを想像すると、違和感があるかもしれない… そこはご容赦いただきたい。。)

※それぞれの作品の後ろには、参考リンクとして、過去に本サイトで紹介した「このひとことがすごい」のページもつけているので、あわせてどうぞ。

※kindle化されているまんがの中から選んでいます。掲載順はランキング形式ではありません。

【ゲーム(RPG)っぽい世界観に惹かれる本 5選】

メイドインアビス

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『ラスボス級のダンジョンの底に残されたお母さんに会うため、少女が少年と2人、ダンジョンに潜る話』
と、さわりの部分だけでも、つらく険しい旅路が予想される。

しかも、

『ダンジョンの深くへ、もぐればもぐるほど、地上に帰ったときに重い呪いを受ける』

なんて鬼仕様なので、ギブアップ不可「8割攻略したから、いったん家かえろ」なんてこともできないのである。

そんな不可思議なダンジョンに加えて、かわいらしい絵柄に似合わず、細かい描写はけっこうリアル。

冒険の中で出会う、モンスターの生態や、さまざまなアイテムの仕組みなども、しっかりと描かれているので、冒険のワクワク感とともにRPG要素を十分に楽しむことができると思う。

まおゆう魔王勇者

魔王と勇者が出会うとき、それはゲームも終盤、勇者のレベルが足りていないなどの理由がなければ、最終決戦に進んでもいい頃合いであろう。

しかし、この戦闘が終わったあと、本当に世界は平和になるのか…?

学者の家系であり、知恵にすぐれた魔王だからこそ、見えてしまった悲惨なエンディングを、勇者とともに、変えようと奮闘する物語。

随所に、差し込まれたRPGの小ネタにも、ニヤリとしてしまった。

※WEB小説原作の作品だが、コミック化された作品の中でも、頭ひとつ抜け出た面白さを感じる。

ダンジョン飯

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話題作なので、ご存知の方も多いかと思われる。しかし、この作品のRPGっぽさを考慮すれば、今回のテーマでは選ばざるをえない…

『ドラゴンに喰われた妹を、消化される前に、ダンジョンにもぐって助け出せ』(うんこになる前なら蘇生可)

という冒頭の入りからして、ドラゴンと姫を追う、最初のドラクエを思い出させてくる。

チームを組んでダンジョン深くもぐっていくサマは、ウィザードリィのそれである。

物語としては、モンスターを食す話なのだが、食べるのであれば、そのモンスターのことを知らねばならぬと、RPGのさまざまな「あるある」をからめながら、各モンスターの生態を細かに描いている。

「動くヨロイは、なぜ動くのか」

あー、なるほど、と読んでて思ってしまった。

Helck (ヘルク)

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『次期魔王を決める大会に勇者が紛れ込んでしまった…』

なんて、はちゃめちゃな状況が完全にギャグ。

しかし、

魔王サイドからみたRPG作品として、人間サイドとの見え方の違いなど、設定的な部分だけでも、ぞんぶんに楽しむことができる。

RPGらしい要素として、モンスターや人間のレベルが表示されるのだが、人間たちのレベルがどんどん上がっていくのが、こんなにも、そら恐ろしいことなのかと思ってしまった。

「そもそも勇者とはいったいなんなのか?」

本質に迫っていく流れは、読んでてワクワクする。

盾の勇者の成り上がり

異世界に呼ばれて、はい、あなたが勇者です。と、ここまではいたって普通の異世界冒険モノ、

しかし、

「装備できるのは選ばれし盾のみです」

となれば、それは攻撃力ほぼ皆無の鬼畜制限プレイに他ならない…

ドラクエで、勇者ひとり旅立たせ、少ないお金とそまつなアイテムしか渡さない王様に、だれしも疑問を持ったことだと思われるが、この作品では、剣や槍、弓の勇者もいる中、盾の勇者は最弱の勇者。

仕事ができない勇者はただのやっかいもの、であれば、つまはじきにされるのは推して測るべしなのである。

けれども、人間に相手にされない過酷な境遇だからこそ、亜人種やモンスターと絆を結んでいく過程をみていると、あのRPG独特のワクワクした気持ちがわきでてくる。

※こちらはライトノベル原作の作品であるが、マンガだからこそ魅せる表現で、主人公がつらい境遇を懸命に訴えるサマは、鬼気迫るものがある。

【追記:コメント等でおすすめ頂いた2冊】

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この中から選べば、どれを手にとっても十分に「RPGっぽさ」を感じられるかと思われる。RPGと言えば、冒険の基本は村人に話をきくこと。いち、マンガ好きな村人として語らせてもらったので、マンガ探索のヒントになれば幸いである。