【追記】「数年使い倒したあとのレビュー」も書きました。よかったら、こちらも合わせて参考にしていただければと思います。
2016年8月3日より日本でのサービスがはじまった「Kindle Unlimited」。月額980円で登録された電子書籍が読み放題となる。なんと、最初の30日間は無料で使えるとのことなので、サービス開始の初日に速攻で使い始めたのですが…
「なにこれ、めっちゃ楽しい!!!」
子供の頃にはじめて大きな図書館に連れて行ってもらったときのような、「うわ!ここにあるやつ全部読んでいいの!?」ってワクワク感がはんぱない。とはいえ、貸し出し制限が10冊までと決まっているので(なんか、ここでも図書館との既視感)、初日からとっかえひっかえで読みまくってました。
そんなスーパー読書タイムを経て、「ここいいねぇ!」と思うことがいくつもあったのでまとめます。(画面遷移の分かりづらさなど、欠点もいろいろあったのですが、自分がすごいハマっているのでひいき目になってしまっているかもしれません…。ご容赦ください。。)
【ここがいいのよ!Kindle Unlimited】
マンガが思った以上にたくさんある!
読み放題サービスでみんなが一番目当てにするのは「マンガ」なのかな、と思うのですが、けっこう豊富なラインナップでした。「大東京トイボックス」とか、「ナナのリテラシー」とか、個人的に好きな作品も入ってたので未読の方はぜひ。
「インベスターZ」にいたっては、2016年6月に発売したばかりの最新刊もあって驚いた。
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読み放題だと表紙買いでぽんぽん読める。「ごはんのおとも」はそんな表紙の真ん中でひときわ光る「たまごの黄身のしょうゆ漬け」に惹かれて読んだ作品。ほんわかした心があったまる話がすてきでした。
雑誌も種類が豊富!とくにデザイン系
「WIRED」とか、「Mac Fan」とか、最新の雑誌がずらっと並んでてすごい。
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「月刊MdN」とか、少し前に表紙みて気になってて読めてなかったデザイン系の雑誌があるのも嬉しい。
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投資関連本のコスパ良すぎ!
普通に買うと1冊あたり2000円は軽く超えて、高いものだと4000円近くするものですが、これが全部読み放題とは…。個人投資家の方々もラインナップの豊富さを話題にされているようで、評価が高いのに読めてなかったものがいろいろあるので読みたい。
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ブログ関連の本も対応早い!
かん吉さんとか、鈴木こあらさんとか、ブロガーの方々の電子書籍は今後の検証も兼ねてなのか対応早くて、たくさんラインナップに含まれていました。
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ブロガーの方々の著作は紙での出版をせずに、電子書籍のみの販売としているケースが多いので、興味持ちつつ読めてなかった人はこれを機会にぜひ読んでほしい。
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ラノベこの作品も全部読めるんか!
「転生したらスライムだった件」とか、「本好きの下剋上」とか、最近話題の異世界転生モノの人気作の中にも、1刊から最新刊まですべて揃っているものが…!こういったシリーズ作品はすでに巻数が出ているのでまとめて購入しようとすると、ちょっとした金額となりますので、まだ読んでない人は何も気にせず一気読みできてホントうらやましい。
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書籍表紙の Kindle Unlimitedマーク分かりやすくていいね!
「Kindle Unlimited」に登録されている本を探すために、ランキングやおすすめ商品一覧なども今まで以上にみるようになったんですが、対応しているものは下記の一番右のように、表紙の頭にしっかり表示されるようになりました。表紙だけ並べてもぱっと見で判断つくので、分かりやすくていいなと。
読み終わって返却した本もハイライトの記録が残る!
Kindleで書籍を読んでいるときに、色付きのマーカーをつけた部分は、あとから下記のハイライト一覧ページで見れるようになっているんですが、これ、返却後もちゃんとマーカーをつけた部分のすべての文字が読めるようになってるんですよね。読書家に優しい親切設計。
ハイライト一覧ページURL:
https://kindle.amazon.co.jp/your_highlights
Kindleのスマホアプリに追加された貸し出し機能いい感じ!
もともとKindleはアプリ内では購入ができない仕様なので、Safariなどの別ブラウザーでKindle購入ページを立ち上げる必要がありましたが、「Kindle Unlimited」は購入が必要ないということで、新しく「Book Browser」と呼ばれる貸し出しだけの機能が追加されました。この「Book Browser」の何がいいって、Kindle Unlimited対応の本だけが表示されることです。例えば、家族で使うタブレット端末にこの読み放題が入っていれば、子供が「貸し出し可能」なものの中から自由に本を借りて読むなんてこともできそうだなぁと。
10冊制限、このくらいがちょうどいい!
「次の本を読むために今の手持ちの本をどうするか」と考え、読書がよりはかどるようになりました。10冊以上の本を並行して読み進めるという人はそうそういないと思うので、あまり不都合も感じないかと思います。もし後から読みたい本をストックしておきたいならURLを、あとで読むサービスの「Pocket」に保存しておくとか、amazonの「ほしいものリスト」に入れておくとかしたらいいのかなと思います。
本の価格を気にせずに拾い読みができる!
物語などの前後の文脈が大事な本は例外として、本は自分にとって必要な部分だけを読めばいいと考えているのですが、ちょっとお高めの本になると、内容は関係なく、もとを取ろうとするよこしまな意識が働いてしまうのか、通常より長めに読んでしまいがちでした。読み放題になったことで、価格はまったく気にする必要がなくなったので、一番大事な内容にだけ集中できるようになったように感じます。
(どうでもいいけど)名前がすごい必殺技っぽい!
必殺技名:「キンドル…!アンリミテッド!!!!!」
効果:月額980円で登録された電子書籍が読み放題となる。
ってなぐあいで、なんだかそこはかとない中2っぽさを感じる。
ここまでいいとこばかり書いてきましたが、使ってる中で「ここは気をつけた方がいいなぁ」と思うところもあったので、これもまとめておきます。
【気をつけた方がいいかもなとこ!】
借りるだけ借りて積ん読にすると後で消えて後悔するかも
登録されている本は「いま読めるもの」であって、今後のラインナップは基本的には増えていくようですが、対象から外れるものもあります。amazonプライムビデオでもラインナップの入れ替わりはしょっちゅうで、2016年6月には「ガールズ&パンツァー」のアニメが対象から外れてファンの間でどよめきが起こっていました。映画版のプロモーション期間中だけとか、年末の時期だけとか、配信側の事情でそこは変わっていくものなので、読みたいものは読めるときに読んでおきたいところです。
複数端末でKindleを読んでいる方はお気をつけください
自分のスマホで読めるようにしつつ、家族のタブレット端末でも読めるようにしているなど、複数端末で読める読書環境を作っている方もいるかと思われます。ただその場合、すごい下世話なものや、エロ要素強いもの、お金稼ぎの意識が高いものなど、読み放題なのでとりあえずダウンロードして読んでみたけど、スマホで読み終わった後にできるだけ早く一覧から消してしまいたいなんてこともあるのかなと。一覧からの消し方としては下記の2つがあるので覚えておくとよいかと思います。
- 11冊目を借りて、消したいものの利用を終了する
- Kindle Unlimitedトップページの右上にある「Kindle Unlimited マイブック」の方から消したい項目を個別に消す(この表示があること自分は最初気づきませんでした)
1冊1冊の容量はけっこう重め、ダウンロードはWifiで
例えば、文庫本の「星を継ぐもの」であれば2.3MB、絵や写真の多い雑誌系「週刊ニューズウィーク」とかだと43.8MBくらいあるので、ダウンロードは一括でWifiでやる方が無難。読み放題だからとスマホの普通の通信を使ってどんどん入れ替えながら読んでいると、すぐに通信制限にひっかかってしまいそうです。
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無料期間の30日以降は自動更新される
自分は無料期間後も使い続けると思うのですが、ひとまず無料期間だけ使うつもりという人はお気をつけを。この無料キャンペーンの趣旨として、使ってて楽しくなって手放せなくなってしまえば、それこそおもわく通りなのだと思いますが、人によって合う合わないはあるので、試してみて合わなければ、後から解約できるようにしっかり意識はしておけるとよいのかなと。解約はamazon右上の「アカウントサービス」タブの「お客様のKindle Unlimited」からできるようになっています。
【その他参考記事:Kindle端末の選び方など】
Kindle Unlimitedを読むために、Kindle端末の購入を検討されている方などは、こちらの記事も参考にしてください。