その時、アメリカの地域再生に取り組む人たちから学んだ最大のことは、まちづくりは官主導ではなく民間主導、特に不動産オーナーを基本に据えて考えるということです。現地で不動産オーナーと話をすると、誰もが積極的に地域に投資をしている。ー第1章 まちから「利益」を生み出そう!ー 「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)」
書籍「稼ぐまちが地域を変える」より、地域活性化のキーマンに言及したひとこと。
地域をよりよくしていくには、実際にその地で商売をしている店「テナント」ではなく、その土地自体を持っている「オーナー」が大事なのだという。
それぞれの店は、自分の店が繁盛することが第一で、周りのことは二の次となりがちなのだが、地主は土地の価値を上げたいと思うからこそ、その地域のオーナーたちが一丸となって協力することができる。
「地域」という言葉を聞くと、どうしても、実際に住んでいる方々、商店街のおじちゃんなどがイメージされ、なおかつ、そういった人の方が気さくに話ができそうな印象を持ってしまうが、全体を変えていくために協力する(ある程度の予算を負担して)となると話が違ってくるようだ。
自身は子どものころ、地域の行事というものには、それほど多くは参加してなかったのだが、地域の運動会に参加した際、いつもはそれほど交流のない人とも、チームで勝つという同じ目的があるだけで、あれほど団結できるのかと思ったことを思い出した。
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