「固め読み」したほうが圧倒的に記憶に残りやすくなります。同じジャンルの5冊の本の間で相互に関係性が生まれるので、意識しなくても比較・対照しながら読むことになります。ー第5章 「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術-人間の記憶は芋づる式になっているー 「頭は「本の読み方」で磨かれる読んだら忘れない読書術」
精神科医 樺沢紫苑さんの著書「読んだら忘れない読書術」より、本の読み方に関するひとこと。
ひとつのジャンルを学ぶために、数十冊の本を一気に読むという手法は、読書家や経営コンサルタントなど、多くの人が提唱してきた主要な読書法である。
ただ、それは単純に知識を網羅するだけではなく、「本と本の間に関係性をつくる行為である」という本書の主張は、なるほど確かに納得できる。「比較しながら読む」というのはよく言われることであるが、「関係性を生む」という言い回しは精神科医の著者だからこそのように思える。
脳が情報と情報のつながりによって、より記憶を強固にしていくように、本と本の関係性がそのジャンルに対する記憶を深めていくのだろう。
少し話がブレるが、本を読んだ順番によっても記憶への残り方が変わるように思う。子どものころ「キノの旅」という小説で『人を喰った話』という短編を読み、大変衝撃を受けたのだが、その後読んだ「もの食う人びと」というドキュメント本がより一層の衝撃であった。事実は小説より奇なりという事例をまのあたりにし、この2冊の関係性はいまでも自分の中で強く残っている。
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